セクハラ被害79人 小中で体罰4件、「見た」も 千葉市全校調査

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 千葉市教委は16日、全市立学校の児童生徒を対象にした昨年度の体罰とセクハラに関する調査結果を発表した。教員からの体罰は小中学校で4件(前年度比5件減)あり、セクハラ被害を訴えた児童生徒は小中高校で延べ79人(同15人増)だった。セクハラの増加に市教委は「子どもたちの意識が高まっている」と指摘した。

 市教委によると、調査は2013年度から毎年実施。全171校の児童生徒ら約7万2千人が対象で、無記名でも可としてアンケート方式で行った(回答率85・4%)。隠れている事案を浮き彫りにしようと、今回から体罰とセクハラを「見た」の項目を加えた。

 体罰は小中学校で2件ずつあった。中学校の30代男性教諭が部活動中に男子生徒の胸ぐらをつかむなどし、文書訓告を受けた。4件のうち1件は「見た」の項目で把握され、小学校で児童を長時間、廊下に立たせていた事案だった。

 セクハラ被害は小学生17人、中学生53人、高校生9人。高校生からの訴えは同調査で初めてあり、「性的内容の電話やメールをもらい不快だった」などの回答だった。このほか、小中高生86人がセクハラを「見た」と回答した。

 市教委は「新たに『見た』の項目を加えたことで多くの情報が上がってくる状況になった。再発防止や抑止に活用できる」と説明した。