「うれしい」「残念」 千葉県民悲喜こもごも 東京五輪チケット抽選発表

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船橋市の女性に届いた閉会式のチケット当選を伝える通知
船橋市の女性に届いた閉会式のチケット当選を伝える通知

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は20日、五輪チケット申し込みの抽選結果を発表した。4競技が開催される千葉県内では、チケットを当て「一生の思い出にしたい」と喜びの声が上がる一方、落選した県民は「子どもに見せたかった」と肩を落とした。公式サイトにはアクセスが集中し、100万人以上待ちとなる時間帯もあり「結果が分からない」と戸惑いを見せる人もいた。

 県内では千葉市美浜区の幕張メッセでフェンシングとテコンドー、レスリングが開催され、一宮町の釣ケ崎海岸は五輪初採用のサーフィン会場に選ばれている。

 県内開催の3競技のチケットを申し込んだ御宿町の吉野信次さん(52)は、レスリングを当て「金メダリストになる選手の姿を目に焼き付け、テレビでは味わえない世紀の祭典の雰囲気を体感したい」と、1年後に迫った五輪を心待ちにしている様子だった。

 女子バドミントンダブルス決勝のチケットを射止めたのは、南房総市の和田修さん(56)。前回大会では日本人ペアが金メダルを獲得しており「金メダルの可能性がある競技のチケットが当たり、うれしい。バドミントンをしている妻と観戦したい」と喜んだ。

 閉会式のチケット(2枚)が当選した船橋市の会社員女性(48)。前回の東京五輪は見に行けなかったという母(78)の希望で申し込んだ。「お金(35万4千円)を用意するのは大変だけど、せっかく当たったプラチナチケット。一生の思い出にしたい」と声を弾ませた。

 公式サイトにつながらず、結果を待ちわびる人もいた。自身もサーフィンをする一宮町の野中基仁さん(44)は「地元で五輪初のサーフィンが開催される。世界的なイベントの雰囲気を感じたい」と期待を込めた。市原市の会社員男性(44)は当選メールに「一生に一度だと思うのでうれしい」と喜んだが、詳細が確認できず「何が当たったのか。わくわくしながら(案内を)待ちたい」と話した。

 開会式などを申し込んだが、チケットを逃した茂原市の石井知彦さん(41)は「新しい国立競技場で開会式を見届けたかった」と悔しさをにじませた。「全部、駄目だった。もう1回(チャンスが)あるみたいなので、再挑戦して子どもたちに見せたい」とは千葉市の熊谷俊人市長。市原市の江口雄介さん(32)も「子どもにも見せたかった。倍率が高いと思っていたのでしょうがない」と肩を落としたが「次に懸けたい」と気を取り直した。

 詳細は公式販売サイトの「マイチケット」のページで確認でき、当選した場合は7月2日午後11時59分までに購入手続きを済ませる必要がある。