松戸女児殺害 9月に控訴審初公判

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 松戸市立六実第二小3年だったベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん=当時(9)=が2017年3月に殺害され遺体で見つかった事件で、殺人などの罪に問われ一審千葉地裁で無期懲役の判決を言い渡された同小の元保護者会長、渋谷恭正被告(48)=同市六実4=の控訴審初公判が、9月26日に東京高裁で開かれることが22日までに関係者への取材で分かった。関係者によると、控訴審で無罪を主張するとみられる。

 千葉地裁の裁判員裁判でも被告側は無罪を主張し、検察側は死刑を求刑。昨年7月6日の千葉地裁判決は「被告が犯人」と認定した上で無期懲役とする判決を言い渡し、弁護側と検察側双方が控訴していた。

 地裁判決によると、渋谷被告は2017年3月24日、登校中のリンさんを軽乗用車に乗せて連れ去り、わいせつな行為をし、首を圧迫して窒息死させ、我孫子市内の排水路脇に遺体を遺棄した。被告はわいせつ目的略取・誘拐、死体遺棄の罪にも問われている。

 地裁で連日公判を傍聴したリンさんの父親、レェ・アイン・ハオさんは「(高裁の)初公判は行くつもりだ。渋谷被告はきちんと裁判で罪を認めてほしい」と話し、極刑判決を求めた。母親のグエン・ティ・グエンさんも出廷する予定という。