母親、来月16日初公判 父親の傷害手助けした罪 野田小4虐待死

 野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん(10)が1月24日に自宅浴室で死亡した虐待事件で、父親の勇一郎被告(41)=傷害致死罪などで起訴=の暴行を制止せず、心愛さんに食事を与えなかったとして、傷害ほう助罪で起訴された母親のなぎさ被告(32)の初公判を、5月16日に千葉地裁で開くことが決まった。勇一郎被告の裁判員裁判の期日は未定。

 起訴状によると、勇一郎被告が1月22日から心愛さんを自宅居間や浴室で立たせ続けて、十分な睡眠や食事を与えず放置。同24日午後1時ごろ、「5秒以内に服を脱げ。5、4、3、2、1」とカウントダウンして冷水を浴びせ、同4時ごろは居間でうつぶせにさせて背中に座るなどして暴行。なぎさ被告はその間、勇一郎被告の指示で食事を与えないなど暴行を手助けしたとしている。

 心愛さんは、その後も浴室で勇一郎被告から冷水シャワーを浴びせられ、同11時5分ごろ、死亡したとされる。

 なぎさ被告は、勇一郎被告からドメスティックバイオレンス(DV)を受けていた疑いがあり、「(心愛さんへの虐待を)止めようとしたら暴力を振るわれた」という趣旨の供述をしていることが分かっている。

 勇一郎被告は1月1日ごろ、自宅でなぎさ被告の胸ぐらをつかんで顔を平手で殴り、太ももを蹴るなどしたとして、暴行罪でも起訴されている。


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