無許可で薬販売疑い 野田の前病院理事長ら再逮捕

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 肝機能の改善治療に使う処方薬「ラエンネック」を販売目的で許可なく保管していたとして医師ら男6人が逮捕された事件で、千葉県警生活経済課と野田署などは2日、ラエンネックを無許可で販売したとして医薬品医療機器法違反の疑いで、野田中央病院(野田市二ツ塚)を運営する医療法人社団「喜晴会」前理事長で医師、八木禧徳容疑者(73)=同市中野台鹿島町=ら6人を再逮捕した。

 再逮捕容疑は、八木容疑者ら4人は共謀し1~3月、許可を受けず6回にわたり、ラエンネック600箱(1箱50管入り)を計約905万円で販売した疑い。中国人の男2人はラエンネックを買い取り、無許可で都内の中国人女性に1箱を2万1千円で転売した疑いが持たれている。

 同課によると、共謀した東京都北区、無職、浅田一弘容疑者(72)が、同病院名義で都内の医薬品卸業者に発注して代金を振り込み、仕入れたラエンネックを病院で一時保管。逮捕された中国人らに売却していた。八木容疑者に卸業者を紹介するなど、中心的な役割を果たしていたとみられる。

 今年3月までの2年間で、43回にわたり約2900箱(2600万円相当)を仕入れていた。八木容疑者は「1回の保管につき浅田容疑者から2万円をもらっていた」と供述している。

 ラエンネックは美容目的で使われることもあり、海外で人気がある。転売していた中国人2人は中国人向けアプリ「ウィーチャット」で客を募っており、日本国内のほか、国際郵便で中国へ発送していたことが確認されている。2人は「身に覚えがない」などと容疑を否認している。