東日本大震災から8年 旭市で合同追悼式、遺族ら鎮魂の祈り

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被災地の空に風船を飛ばす市民集会の参加者たち=11日午後、旭市
被災地の空に風船を飛ばす市民集会の参加者たち=11日午後、旭市

 死者・行方不明者が関連死を含め2万人を超える東日本大震災は11日、発生から8年を迎えた。津波などで14人が死亡、2人が行方不明となり千葉県内最大の犠牲者が出た旭市では、県と市による合同追悼式とともに、市民による「3・11を継承する集い」が営まれ、遺族や住民が鎮魂の祈りをささげた。

 合同追悼式では森田健作知事や明智忠直市長が式辞を述べたほか、復興支援に取り組んでいる県立旭農業高校2年、金賀沙唯さん(17)が作文を朗読した。

 市民の集いは、市民団体「花と緑で旭を元気にするプロジェクト協議会」と「いいおか津波を語り継ぐ会」が実行委員会を組織して開催。来場者らが犠牲者に黙とうをささげたほか、ギターや三味線の演奏も披露された。

 県立旭農業高校の生徒たちはこの日、両会場周辺を花で彩るなどのボランティア活動を実施。地元小中学生の書いたメッセージ付きのプランターを並べた。いずれも同校2年の篠塚奈那さん(17)は「少しでも地域のみなさんの心のより所になれば」。同、鈴木夏希さん(17)は「活動を通じて当時、生まれていなかった子どもたちにも、震災のことを伝えていきたい」と話した。