藤田嗣治風景画 市原で見つかる 渡仏前の未発表作

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 日本とフランスで活躍した画家、藤田嗣治(1886~1968年)が渡仏前の1911年に群馬県の榛名湖を描いた、未発表の風景画が見つかった。寄贈された平野政吉美術財団(秋田市)が18日、明らかにした。財団は「貴重な作品」と評価している。

 財団によると、作品は縦33・3センチ、横24・2センチの油彩画でキャンバス裏の木枠に「明治四十四年 榛名湖 藤田嗣治」と書かれていた。1911年7月、当時の妻、鴇田とみと旅行した際に描いたとみられる。湖の奥に榛名山、手前に畑や民家が描かれ、粗いタッチや絵の具が厚く塗られているのが特徴という。

 2017年12月に市原市にある、とみの生家の蔵を解体した際に見つかり、遺族が18年3月に財団に寄贈した。今年11月から秋田市の秋田県立美術館で公開される予定だ。