5人襲撃に懲役13年 千葉地裁「人命軽視著しい」 松戸通り魔

 松戸市の公園やその周辺で2017年5月、包丁やバットで男性5人を次々と襲い重軽傷を負わせたとして、殺人未遂などの罪に問われた無職、柴田法雄被告(36)の裁判員裁判で千葉地裁(小池健治裁判長)は13日、「通り魔殺人というべき犯行で、人命軽視の態度は著しい」として懲役13年(求刑懲役15年)の判決を言い渡した。

 小池裁判長は判決理由で、争点となった事件当時の精神状態について「パーソナリティー障害はあったが、幻聴などの影響は少なく、自らの価値判断に基づいて犯行を決意した」と責任能力を認定。「心神喪失状態だった」と無罪を訴えた弁護側の主張を退けた。

 また「無防備な被害者の左背部を肋骨(ろっこつ)が削れるほど強い力で刺しており、死亡させる危険が高いと分かっていた」と殺意を認定した。

 柴田被告は、初公判で不規則発言を続けたなどしたため、この日は弁護側席で座って判決を聞いた。判決文が読み上げられる最中に「あんたたちが悪質なんだよ」と発言して小池裁判長から注意を受け、閉廷直後も「拷問を受けるとき頑張ってください。さよなら」などの発言を繰り返した。

 判決によると、同5月21日午前11時20分ごろ、当時の自宅近くの金ケ作公園(同市常盤平3)とその周辺で、当時45~72歳の男性5人を包丁(刃渡り17・4センチ)で刺したりカーボン製バットで頭を殴ったりして、あごの骨を折るなど重軽傷を負わせた。


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