共謀認定、男に懲役8年 銚子切断遺体で千葉地裁判決

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 銚子市の銚子漁港で2016年9月に男性の切断遺体が見つかり、殺人と死体損壊・遺棄の罪に問われた福島県郡山市、無職、柳沼光一郎被告(31)の裁判員裁判で、千葉地裁(野原俊郎裁判長)は5日、「残酷で悪質、計画的だが、被害者にも相当の落ち度があった」として懲役8年(求刑懲役12年)の判決を言い渡した。

 柳沼被告は、殺害の共謀など起訴内容の一部を否認していたが、事前に準備をして役割を決めていたことなどから、野原裁判長は「被害者を殺害する意思を通じ合っていた。遺体を損壊・遺棄するとの概括的な認識があった」などとして共謀を認定した。

 判決によると、男2人と共謀し16年8月、茨城県牛久市の運動広場駐車場で、同市の小野拓也さん=当時(33)=の顔や頭をハンマーで殴り、車に乗せて我孫子市内のアパートへ運び込むまでの間に殺害。包丁などで遺体を切断し、銚子市の利根川などに遺棄した。

 被告らは小野さんに強盗計画に参加するよう言われて困惑し、事件を起こした。殺害などを実行した主導的立場だった男2人に対して千葉地裁は、それぞれ懲役16年の判決を言い渡している。