千葉県内乾燥 火災頻発 18日間“カラカラ” 週末には雨予報も

焼け跡から3遺体が見つかった住宅=先月31日午後6時45分ごろ、四街道市小名木
焼け跡から3遺体が見つかった住宅=先月31日午後6時45分ごろ、四街道市小名木

 千葉県内は乾燥した天候が続き、昨年末から火災が相次いでいる。大みそかに子ども3人が犠牲になるなど計9人が死亡。湿度が低く火災が起こりやすい日に発令される乾燥注意報が連日出され、昨年12月24日から今月10日までの18日間ほとんど雨が降っていない。今週末は雨か雪が予報され乾燥が一段落する見込みだが、県が9日にインフルエンザ注意報を出すなど、引き続き火災と健康に注意が必要だ。

 先月31日、四街道市の木造2階建て住宅が全焼し、焼け跡から住人でアフガニスタン国籍の女児(6)と4歳、2歳の男児のきょうだい3人とみられる遺体が見つかった。現在も四街道署で身元を確認している。

 元日には、船橋市で全焼した住宅から70代と20代とみられる女性の遺体が見つかり、佐倉市のアパートでも70代男性が火災で死亡。9日にも木更津市のアパートや千葉市中央区の住宅が燃え、70~90代の男性計3人が焼け跡から遺体で見つかったり、搬送先の病院で死亡したりした。

 他にも銚子市や市川市などで火災が発生し、住人が煙を吸って喉にやけどを負った。千葉市若葉区では山林など約600平方メートルを焼いた。いずれの火災も出火原因は調査中だが、県内は昨年12月27日から乾燥注意報が継続して出され空気の乾いた日が続き、火災が起こりやすくなっている。

 千葉市消防局によると、今月1~9日に同市内で発生した火災は、昨年同時期より3件多い13件。内訳は住宅・建物7件、枯れ草・その他5件、車両1件。「乾燥や風が強い日が続くので、火の取り扱いに十分注意してほしい」と呼び掛けている。

 銚子地方気象台によると、県内は昨年12月24日以降ほとんど雨が降っていない。15観測地点では、今月2日朝に4・5ミリの雨を記録するなどした銚子を除き、降水量はゼロ。同気象台は、乾燥した天候が続く要因を「太平洋側に晴れの日が続く冬型の気圧配置になっている。(海水温の影響を受ける)沿岸に近い銚子は気温がやや高めで、上空の寒気で大気が不安定になり局地的に雨雲が発生した」としている。

 南の海上を低気圧が通る影響で、週末の12~13日は一時的に雨か雪が予報され“カラカラ”の状態からある程度解放される見込み。気象庁の3カ月予報では、1月の関東甲信地方は平年同様に晴れの日が多いとしている。


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