数カ所で遺棄供述 車シート張り替えも 九十九里切断遺体

 九十九里浜一帯で9~10月、無職、山田容子さん(75)=八街市八街ほ=の切断遺体が見つかった事件で、死体損壊・遺棄容疑で逮捕された長男の基裕容疑者(37)が切断した遺体を「銚子から順次、別の場所で捨てた」と供述していることが25日、捜査関係者への取材で分かった。千葉県警は詳しい足取りを調べている。容子さんの死亡については「朝起きたら母親が死んでいた」と説明しているという。

 遺体遺棄の状況が明らかになってきた。捜査関係者によると、基裕容疑者は「銚子から順次捨てた」と供述。遺体が見つかる数日前、自宅から九十九里浜方面へ向かう基裕容疑者の車が防犯カメラに写っていた。県警は切断した遺体の部位を銚子から九十九里浜にかけての別々の場所で捨てたとみて、他の防犯カメラ映像の確認を急ぐ。

 遺体発見後、基裕容疑者が車のシートを張り替えていたことも新たに分かった。今月には車を買い替えようとしていた。

 遺体切断に使ったとみられるのこぎりは、自宅から九十九里浜方面に向かう途中のコンビニに捨てられていた。県警は今月16日から家宅捜索を始めたが、親子2人暮らしの自宅からは切断に使われたとみられる刃物は見つからなかった。

 東金・茂原署合同特別捜査班は9月26~27日に容子さんの遺体を切断し、胴体や頭部などを大網白里市四天木周辺に遺棄した疑いで基裕容疑者を逮捕。遺体は9月29日~10月8日、同市などの九十九里浜一帯4カ所で見つかった。両腕や両足首は見つかっていない。


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