生活保護274万円誤支給 44歳主査補を減給処分 鎌ケ谷市

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 生活保護事務を怠り、5年間で計約274万円を誤って支給していたとして、鎌ケ谷市は12日、生涯学習部の主査補(44)を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分とした。

 主査補は健康福祉部で生活保護事務を担当していた2013年5月~18年3月、受給者の収入認定や基準変更を適切に行わず、約229万円(14件)を多く支給し、約45万円(5件)を少なく支給していた。

 18年4月に主査補が異動し、後任者が資料を整理する中で誤支給が発覚した。市人事室によると、主査補は対応が難しい他の職員の案件に協力するなどしているうちに自分の業務がおろそかになっていたという。

 主査補を管理する立場だった健康福祉部の当時の上司ら10人に対しても同日、文書訓告の処分を行った。

 市は支給が少なかった受給者に追加支給を行う。多かった受給者からは回収せず、主査補に補てんを求めることも検討する。今後、年に1回、職員が担当する受給者を変更し、不適切な事務が早期に発見できる態勢を整える方針。

 清水聖士市長は「市政の信頼を著しく損なうこととなり心からおわび申し上げます。不適正な事務処理が二度と行われないよう管理体制を強化し、再発防止へ最大限の努力をします」とのコメントを出した。