「心神喪失」無罪主張 大多喜・父殺害初公判で長男

 昨年9月、同居する父親の首を絞めて殺害したとして、殺人の罪に問われた大多喜町紙敷の無職、服部和男被告(63)は2日、千葉地裁で開かれた初公判で「間違いありません」と述べたが、弁護側は精神障害の影響で「心神喪失状態だった」として無罪を主張した。

 冒頭陳述で検察側は被告に双極性障害があるが、犯行後自首していることなどから「限定的責任能力があり、心神耗弱状態だった」と主張。「衰えた父親を見て将来の父親の介護に不安を感じた。危険な犯行態様で強固な殺害があった」と述べた。

 弁護側は精神障害による影響から「心神喪失状態で、認知機能も低下していた」と主張。「今後の父親との生活に不安を覚え、唯一の解決策として父親を殺して自分も死のうと考えた」と述べた。

 起訴状などによると、昨年9月6日午前8時20分ごろ、自宅で服部恭治さん=当時(88)=の首を電気コードで絞めつけ、頸部(けいぶ)圧迫により窒息死させ殺害したとされる。


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