夫に懲役3年6月 市原の妻殺害

  • LINEで送る

 今年3月に市原市で車内から女性の遺体が見つかった事件で、妻を殺害したとして殺人の罪に問われた千葉市緑区あすみが丘8、無職、小川大輔被告(39)に、千葉地裁は11日、懲役3年6月(求刑懲役5年)の判決を言い渡した。

 野原俊郎裁判長は判決理由で、ベルトを2回持ち替えて首を絞め続けたとして「強固な殺意があり、ちゅうちょなく実行し悪質」と指摘。「医師などに相談できる環境で、生活保護を受給することも検討できた。解決方法として安易、短絡的で、妻の命より苦しい状況から解放されたい思いを優先させた」と動機を非難した。

 一方で借金が重なる中、さらに妻から金銭を要求されたとして「経済的、精神的に追い込まれた経緯には同情するべき面がある」とした。

 背中を丸めて判決を聞き入った小川被告。野原裁判長が「献身的に介抱していたのは評価している。奥さんの言いなりになり、事件に至ったあなたにも問題があった。亡くなった奥さんの分も強い気持ちを持って生き抜いて、しっかり立ち直って下さい」と諭すと、「はい」と小さく返答。法廷を後にする際には、裁判長らに向かって深く一礼した。

 判決によると、心中を決意し3月19日午前8時ごろ、自宅アパートの駐車場に駐車中の乗用車内で、妻の行恵さん=当時(35)=の首をベルトで絞めつけるなどして窒息させ殺害した。