酒々井女性虐待初公判 同居の男女、一部否認 千葉地裁

  • LINEで送る

 同居していた女性の歯を折るなどしたとして傷害の疑いで男女が逮捕された事件で、傷害と強要の罪に問われた酒々井町ふじき野3、化粧品販売業、小倉実里被告(27)と、無職、高村良被告(28)は4日、千葉地裁(本間明日香裁判官)の初公判で強要や共謀を否認し、傷害の一部を否認した。

 冒頭陳述で検察側は「日常的なトラブルが原因で、暴行を加えた。2人が同じ時に暴行したり、いずれかが行う際にもう一人は怒鳴ったりしていた」と指摘。暴行の発覚を免れるため、被害者に対して「『子どもも同じ目に遭わせる』などと脅迫し、医師の診察を受ける際にうその申告をさせた」と述べた。

 小倉被告の弁護側は、パニック障害などで心神耗弱の状態だったと弁明し、「(小倉被告が)現金を立て替えたのに、被害者は返そうとせず、折り合いが悪くなった。(高村被告と)一緒に暴行はしていない」などと共謀罪は成立しないと主張。高村被告の弁護側は、被害者と生活上のトラブルがあったとして「勢いで暴行した。命令に近い発言はあったが、強要行為には該当しない」と述べた。

 起訴状などによると、共謀し昨年11月~今年5月、自宅で女性の顔や背中などに熱湯をかけたり、太もも付近を竹串で突き刺し、ペンチで挟んで引っぱるなどして大けがを負わせた。さらに「私たちがやったと言ったら、お前の子どもにも同じことをする」などと脅し、医師や自宅を訪れた警察官にうそを言うように強要したとしている。