台風24号で千葉県内「塩害」 2日夜、御宿で1700戸停電

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 台風24号の暴風の影響により、関東などの沿岸部で2日夜、電柱や電線に吹き付けられた海水が乾燥し、火花が出たりジリジリと異常音がしたりする「塩害」が発生したことが3日、東京電力などへの取材で分かった。御宿町では一時停電し、電車の運行にも影響が出た。塩害は茨城や東京、神奈川、静岡でも確認、東電などが各地で起きた停電との関連を調べる。

 東電によると、塩害は塩が電気を通しやすいために起こる現象。台風に伴う雨が降りやんだ後も強風が続き、吹き付けられた海水の塩分が洗い流されなかったため発生した可能性があるという。

 御宿町では2日午後8時ごろから、約1700戸が停電。沿岸部では同日夜、各地で電柱や電線から「火花が出ている」といった通報が東電や警察にあったという。

 JR東日本によると、同日午後11時ごろ、御宿町の外房線で、住民から「線路沿いの電柱から火花が出ている」という通報があり、一部区間で運転を見合わせた。東武鉄道によると、午後10時ごろ、船橋市の東武野田線でも架線から火花のようなものが出ていたため、一時運転を見合わせた。

 千葉市中央区のJFEスチール東日本製鉄所千葉地区西工場でも同日午後11時15分ごろ、外灯の配線から火花が出た。同社によると原因は不明で、配線の不具合や塩害の可能性も含め調べている。

 神奈川県警や横浜市消防局にも2日夜「電柱から火花が出ている」といった通報が多数あった。