男性も無料抗体検査 千葉県、風疹患者急増で 妊婦の感染低減へ

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 風疹患者の急増を受け、県は無料の風疹抗体検査事業の対象者を20日から拡大する。従来は妊娠を希望する女性のみが対象だったが、男性の感染が多いことを踏まえ、妊婦の配偶者や妊娠希望者の配偶者(事実婚含む)も受けられるようにした。

 妊婦が感染すると胎児に白内障や心疾患などの症状が現れる可能性がある。県疾病対策課は「同居者から妊婦や妊娠希望者への感染リスクを低くするため、対象を広げた。まずは抗体検査を受け、抗体が十分でなければ予防接種の検討を」と呼び掛けている。

 同課によると、今年の県内患者数は161人(今月16日時点)で、7月に19人、8月に74人、9月(16日時点)に65人が感染と徐々に拡大。男性が134人と全体の8割超を占め、このうち、子どものころに集団予防接種の対象外だった30~50代が106人に上った。

 検査は県内1084カ所の医療機関に県が委託して実施。無料で受けられるが、過去に抗体検査や予防接種を受けたことがないなどの条件を満たす必要がある。千葉・船橋・柏市の居住者は、各市が同様の事業を独自で実施しているため県の検査事業の対象外。