「態度に腹立った」 市川施設遺体で元管理人 千葉地裁

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 市川市北方町のNPO法人が運営する福祉宿泊施設「さくらグリーンハウス市川」で昨年8月、入所者の女性が遺体で見つかった事件で、傷害致死と暴行の罪に問われた住み込みの元管理人で無職、生田玲子被告(56)の裁判員裁判は12日、千葉地裁(楡井英夫裁判長)で被告人質問などを行った。生田被告は暴行について「被害者の態度に煮えきれないものが爆発した」と振り返った。

 生田被告は、被害者が自室の掃除をしないことや態度に腹を立て「平手でたたいたり、殴る蹴るをしたことは認める」と語った。「今までこんなにストレスを抱えることはなかった。(施設には)二度と関わりたくない」と涙声で訴えた。

 この日は別室から入所者の女性がビデオリンク方式で証言した。生田被告が暴行する際、別の入所者とともに「(被害者の)手足を抑えろと命令口調で言われた」と話したが、生田被告は「皆が抑えてくれた。指示したことはない」と否定。暴行の態様で証人の供述と食い違う場面があった。

 ただ、遺族や被害者に対しては「どんな理由があってもやってはいけないことをした。心からおわびしたい」と謝罪した。