「縦揺れすごかった」 到着客安ども情報乏しく 成田―新千歳運航再開

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運航が再開された新千歳便に乗り込む乗客=7日、成田空港第3ターミナル
運航が再開された新千歳便に乗り込む乗客=7日、成田空港第3ターミナル

 北海道での地震の影響で閉鎖が続いていた新千歳空港は7日、昼前に運航が再開。成田空港でも新千歳発着便が運航され、新千歳から成田に到着した乗客は「縦揺れがすごかった」と震災当時の怖さを思い起こしたように話しながらも、「運航情報が乏しかったがたまたま成田便(のチケット)が取れた」と、安どの表情をみせた。一方で、新千歳に向かう乗客らは到着後の交通手段への不安を口にした。

 全日空便で午後3時に成田空港に到着した国立極地研究所の本吉洋一教授(64)は、日本地質学会に出席するため札幌市に入ったが、7日以降の日程は全て中止に。「ホテルは停電していた。航空機もかなりの欠航が出て乗れるか不安だった。飛んでくれて良かった」と話した。

 同学会によると、7日午前8時現在、北大地区を含む札幌市内の一部で通電が開始されたが、北海道電力からの節電要請があり、会場建物への給電は行われていないという。

 仕事の出張で、6日の午後便で帰る予定だった松戸市内の会社員、山口裕之さん(56)は一日遅れで成田に到着。「山形出張で東日本大震災も経験したが、10~15秒ぐらい、縦揺れがすごかった」と振り返った。

 ホテルに缶詰め状態だったが、おにぎりが出たり宿泊代が無料になったりと十分な対応だったという。ただ、「運航情報は一切入ってこなかった。(飛行機が)動くとのうわさがあり、たまたま成田便が取れた」と運良く搭乗できたと笑顔を見せた。

 一方、成田空港からバニラ・エア便で午後0時20分発の新千歳便を利用した千葉市内の会社員、鈴木恵治さん(52)は「昨日(6日)の便で北海道の実家に帰るところだったが飛べず、変更で今日(7日)になった。(新千歳)空港に着いてからの交通機関が良くないようなので、車で迎えに来てもらうようお願いした」と新千歳到着後の移動手段を心配した。

 仕事で茨城県に来ていたという帯広市内の男性会社員(43)は「子どもの運動会のため搭乗予定の便が欠航になった。(新千歳に)行けるかどうか不安だったが(運航が再開され)良かった」と出発を喜んだ。