夏休み終わり「さあ学校!」 先月刺傷事件・船橋では保護者付き添い

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保護者に付き添われ夏休み明け初めて登校する児童と見守る警察官=3日、船橋市立大穴小学校
保護者に付き添われ夏休み明け初めて登校する児童と見守る警察官=3日、船橋市立大穴小学校

 40日以上に及んだ夏休みが終わり、千葉県内小中学校で3日、始業式が行われた。宿題や夏休みの土産話を持ち寄って子どもらが次々と登校。元気に出席する児童らの一方で、先月25日未明に発生した女性刺傷事件の容疑者が捕まっていない船橋市では、現場近くの市立大穴小学校で保護者が付き添って登校するなど、不安を抱えての始業。大橋清士校長は「寄り道せず多くの友達とまとまって登下校して」と呼び掛けた。

 女性会社員(25)が男に刺された現場から約50メートルの距離にある同校では、始業式のため登校する児童に保護者が付き添い、校門まで自家用車で送る親も見られた。

 児童の登校時間に合わせ、3日午前7時半~8時ごろに、警察官やボランティアのスクールガードが見守りに立ち、パトカーや移動交番車も投入された。5年生の娘を送った会社員の父親(49)は「見守ってくれるので安全と思うが、一人で歩かせられない」と心配そうに話した。

 男児2人を学校に送り出した母で会社員の厚母友香さん(40)は「事件以降、下の子が怖がって一人で外に出られなくなった。解決するまで付き添いたい」と話した。

 事件現場が5年生の孫の通学路に当たるという60代女性は「人通りが少なく竹やぶもあり視界は悪い。送り迎えできない時は、遠回りでも開けた道から帰らせる」と話した。

 船橋東署は当面の間、同校を含めた管内11小学校の登下校時に警戒のため警察官を派遣する。通り魔の可能性があるとみて同署に特別捜査班が設置されたが、「容疑者の特定には至っていない」としている。