外環道、千葉県区間開通 半世紀要した大事業 市川、式典で500人祝福

テープカットとくす玉開きで外環道の開通を祝う関係者=2日、市川市の外環道北千葉JCT付近
テープカットとくす玉開きで外環道の開通を祝う関係者=2日、市川市の外環道北千葉JCT付近

 東京外かく環状道路(外環道)の埼玉・三郷南インターチェンジ(IC)-市川・高谷ジャンクション(JCT)間が2日、開通した。市川市の北千葉JCT近くの地下高速道で行われた開通式には国をはじめ、通過する千葉・埼玉両県の関係者約500人が参加。1969年の都市計画決定以来、開通までほぼ半世紀を要した大事業の完成を盛大に祝った。

 式典で石井啓一国土交通大臣は「約半世紀という長い歳月がかかったが、本日開通の日を迎えることができた。用地をご提供いただいた地元の皆さまなど多くのご協力のたまものと心から感謝申し上げます」とあいさつ。

 その上で「開通により千葉の湾岸エリアと関東各地が東京都心を通ることなくアクセス可能となる。都心の渋滞緩和とともに利便性・生産性の向上、広域的な観光交流の促進、防災機能の強化など、その効果は首都圏に広く及ぶことが期待される」と強調した。

 来賓の森田健作知事は「沿線地域においても慢性的な交通混雑が緩和され、通学路などの安全性向上に大きな役割を果たすと思っている」と期待を寄せた。

 開通セレモニーでは、石井大臣や森田知事に加え、地元選出の国会議員や沿線市長、市川・松戸両市の小学生が参加してテープカットとくす玉開きを行い、開通を祝福した。

 同日開通したのは、高速道路部分が三郷南IC-高谷JCT間の15・5キロ、併走する国道298号が松戸市上矢切-市川市高谷間の11・4キロ。

 東西に平行して走っていた京葉道路と東関東自動車道・首都高湾岸線を南北に貫くように高速道路がつながるため、物流や観光面での利便性向上が期待される。また、4車線の国道298号の開通で、市川・松戸両市で慢性化していた交通渋滞の緩和や生活道路の安全性向上にもつながるという。


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