「かっとなりやった」 小田容疑者執拗に襲ったか 千葉市家族4人殺傷

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送検のため、千葉西署を出る小田容疑者=15日午前9時15分ごろ

 千葉市稲毛区の居酒屋で同区に住む地方公務員の父親(44)ら家族4人が切り付けられ、長女の高木彩友美ちゃん(6)が死亡した事件で、彩友美ちゃんの母親(42)への殺人未遂容疑で逮捕、送検された元千葉市議、小田求容疑者(46)が「かっとなってやった」と供述していることが15日、捜査関係者への取材で分かった。

 彩友美ちゃんの伯父にあたる小田容疑者は13日夜、一家と一緒に居酒屋に入店し、個室に入った約15分後に凶行に及んだ。突然怒りだして大声で叫び、持参した包丁のようなもので彩友美ちゃんの父親ら4人を次々と切り付けたことが分かっている。

 捜査関係者によると、悲鳴を聞いて駆け付けた店長らに取り押さえられた後も、妹である彩友美ちゃんの母親らを切り付けようとしたとみられ、小田容疑者が4人を執拗(しつよう)に襲った疑いがあるとみて、状況や経緯を詳しく調べる。

 死亡した彩友美ちゃんの背中の刺し傷が肺に達し、父親は左太ももなどを刺された。母親が負った複数の傷は手首付近や腕に集中し、抵抗した際にできる防御創のような外傷があった。母親が抱いていた次女(1)も額や頰に軽傷を負った。

 捜査関係者によると、4人が襲われたのは食事や酒が出された後で、小田容疑者が飲酒していたかは不明だが、逮捕時は小田容疑者から酒の臭いはしなかったという。小田容疑者が何らかの精神的な問題を抱えていることも視野に刑事責任能力の有無を調べているが、捜査関係者は「演技の可能性もある」と慎重な見方をしている。