元千葉県財務協会理事を起訴 不要な「業務委託料」詐取

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 一般財団法人への移行手続きで必要のない業務委託料をだまし取ったとして男2人が逮捕された事件で、千葉地検は12日、詐欺罪で千葉市若葉区小倉町、県財務協会=2016年解散=の元理事で会社員、渡辺孝容疑者(52)を起訴した。共謀したとされた同市のコンサルタント会社社長の男性(57)は不起訴とした。

 起訴状などによると、渡辺被告は同協会理事だった13年3月、事務代行業務を請け負っていた「県医業従事者特定退職金共済会」の理事会で、同共済会の一般財団法人への移行を巡り「認可を受けるため、県に提出する意見書の作成をコンサル会社に委託した」などとうそを言い、同年5月、業務委託料名目で現金220万5千円をだまし取ったとしている。

 事情を知らないコンサル会社社長に業務委託料の請求書を同共済会に送付させ、同社名義の銀行口座に現金を振り込ませたとされる。

 14年に行った同共済会の財務調査で、業務委託料が必要なかったことが判明。同共済会が17年3月、県警に告訴状を提出した。