柏のストーカー事件 無職女に懲役6月求刑

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 好意を寄せる20代男性=柏市=に大量のメールを送りつけ逮捕された女が、釈放後に男性に会いに行ったとして再び逮捕されたストーカー事件で、ストーカー規制法違反の罪に問われた我孫子市栄、無職、中村弘美被告(43)の初公判が地裁松戸支部(一場修子裁判官)で開かれ、中村被告は起訴内容を認め、検察側は懲役6月を求刑。弁護側は寛大な判決を求め結審した。判決は22日。

 被告人質問で中村被告は男性に好意を抱いた経緯を「4年前に父親が亡くなった葬儀で優しく接してくれた」と説明。接近禁止命令が出た後、家族から車の運転を止められると「徒歩で2時間半かけて行った。また好きという気持ちが出てきてしまった」と声を詰まらせた。

 論告で検察側は「禁止命令を受けたのにもかかわらず、10日足らずで犯行に及んだ」と再犯まで短期間だったと指摘。「尋常でない時間をかけ徒歩で男性の勤務先に行った。男性を激しく恐怖させる犯行態様」と非難した。

 弁護側は「男性の身体に危害を加えようとしたことはなく悪質ではない。二度としないと固く決意し、再犯の恐れもない」と述べた。

 最終意見陳述で中村被告は「二度とストーカー行為をしないよう頑張っていきます」と深く一礼した。

 起訴状などによると、中村被告は男性への接近を禁止する命令が出ているのにもかかわらず、昨年12月1~4日、男性の勤務先付近の路上をうろつき、勤務先の様子をうかがったり男性を見張ったり付きまとい行為をしたとしている。