教諭に懲役6月求刑 東京学館浦安の剣道部員暴行 一審無罪差し戻し審

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 剣道部の指導中に高1の男子生徒を殴りけがをさせたとして傷害の罪に問われ、一審無罪判決を受けた東京学館浦安中学・高校(浦安市)の中学校教諭男性(39)=市川市=の差し戻し審論告求刑公判が5日、千葉地裁(藤井俊郎裁判長)で開かれ、検察側は懲役6月を求刑した。判決は3月23日。

 検察側は論告で、「被害者の父親が事件当日夜に撮影した傷の写真がある」と指摘。暴行がなかったとする別の部員の証言は「被告にかわいがられてきた生徒らで信用性のない供述」と述べた。

 弁護側は最終弁論で、生徒が左手でも殴られたなどと新たに証言していることについて「生徒の証言は変遷があり信頼できない」とし、「無罪とせざる得ない」と主張した。

 教諭男性は最終意見陳述で「拳で顔面を殴れば大けがになる。絶対にしていない」と語気を強めた。

 一審判決は「被害者の証言に不自然、不合理な点がある」などと教諭男性に無罪判決を言い渡したが、二審東京高裁は「説明は具体的で、暴行をうかがわせる傷の写真も存在する。一審の判断は不合理」と破棄、審理を差し戻した。