父絞殺容疑で62歳男逮捕 介護疲れ「将来不安」 大多喜

服部さん方を調べる捜査員=6日午後0時5分、大多喜町紙敷
服部さん方を調べる捜査員=6日午後0時5分、大多喜町紙敷

 6日午前8時25分ごろ、大多喜町紙敷の無職、服部恭治さん(88)方から、「父親を殺した。電気コードで首を絞めた」と110番通報があった。勝浦署員や救急隊員が駆け付けると、寝室の布団の上で、心肺停止状態であおむけに倒れている服部さんを見つけた。

 同署は110番通報して現場にとどまっていた同居する服部さんの長男で自称無職、服部和男容疑者(62)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は同日午前8時20分ごろ、自宅で、服部さんの首を電気コードで絞めて殺害しようとした疑い。服部さんは現場で死亡が確認されており、容疑を殺人に切り替えて詳しく調べている。

 同署によると、服部さんは和男容疑者と2人暮らし。服部さんは体調が悪く寝たきり状態で、和男容疑者が介護を担当していたという。和男容疑者は容疑を認めており、「父が寝たきりで将来に不安があった」と供述しているという。

 近所に住む女性(33)は、「服部さんは奥さんが何年か前に亡くなり、目が不自由だった。小さいころから知っていてちょっとショック」と不安そうに話した。

 現場はいすみ鉄道上総中野駅から約2・5キロ離れた山の中の集落。


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