被留置者の現金盗む 県警、巡査長を懲戒免職 多額の借金、私服で署に侵入

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 勾留中の被留置者から預かり保管していた現金4万円を盗んだなどとして、千葉県警監察官室は18日、千葉中央署留置管理課の男性巡査長(24)を懲戒免職処分とし、建造物侵入、窃盗などの疑いで千葉地検に書類送検したと発表した。

 巡査長は「交際相手との遊興費や宿泊費、ギャンブル代に全額使った」などと供述。巡査長にはパチンコなどで約500万円の借金があったといい、車検代などが支払えず乗用車を無車検・無保険で運転していたことも発覚。県警は道路運送法違反などの容疑でも書類送検した。

 書類送検容疑は9月3日午前2時ごろ、同署留置管理課執務室の無施錠のドアから侵入し、被留置者2人から預かり保管していた現金計4万円を盗んだほか、同月10日午後9時ごろ、千葉市中央区寒川町内で無車検・無保険で乗用車を運転した疑い。

 監察官室によると、巡査長は警察学校卒業後からパチンコなどのギャンブルに月給与の大半をつぎ込み、多額の借金を抱えていた。犯行時の3日は当番勤務だったが、交際相手と都内に旅行に行くため「体調不良」とうそをつき休暇を取得。私服で同署に侵入し、執務室内のカギを使って現金が保管されているロッカーを開けて現金を盗んだ。

 同署は今年5月まで耐震工事が行われており、工事期間中は出入りが自由となっていたが、工事終了後もそのまま出入りが自由な状態が続いていた。当時の当直勤務者は巡査長の出入りに気付かなかったという。

 巡査長は「取り返しのつかないことをしてしまい、後悔の気持ちしかない。警察官として多くの人に迷惑を掛け、信頼を失ってしまうことになってしまい大変申し訳ない」と謝罪。今月2日に4万円を返済したという。

 古川等・首席監察官は「警察官がこのような事案を起こし誠に遺憾。基本の順守と職務倫理の徹底により再発防止を図り、信頼回復に努める」とコメントした。