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日本酒配り投票依頼 多古町議を逮捕 千葉県警

鎌形邦雄町議
鎌形邦雄町議

 統一地方選後半戦として4月26日に投開票された多古町議選(定数14)で、千葉県警統一地方選挙違反取締本部(捜査2課、香取署)は17日、有権者に日本酒を配って投票を依頼したとして、公選法違反(物品買収、事前運動)の疑いで多古町本三倉、同町議で農業、鎌形邦雄容疑者(63)を逮捕した。

 鎌形容疑者は同町議選で428票を獲得し、15人中12位で2回目の当選を果たした。同課によると、鎌形容疑者は「弁護士が来るまで何も話さない」と供述している。

 逮捕容疑は告示前の3月上旬から同月下旬までの間、有権者数人に自分への投票を依頼するなどして、見返りに日本酒の一升瓶を2本ずつ(計数千円相当)渡した疑い。鎌形容疑者は自分で複数の地区の有権者宅を個別に回り、支援を求めながら日本酒を配ったとされる。

 同課は今後、自宅など関係先を家宅捜索するなどして詳しい動機や経緯を調べる。日本酒を受け取った有権者数人も同法違反容疑で捜査している。

 多古町議会事務局によると、鎌形容疑者は2011年4月の町議選で初当選。12年5月から1年間、総務常任委員会で副委員長を務めていた。

 今月12日には、改選後初の臨時議会が開かれ正副議長選が行われたが、鎌形容疑者は「体調不良」を理由に欠席していた。

 鎌形容疑者逮捕を受け、菅沢昌則議長は「同僚議員として、今まで一緒にやってきただけに大変残念。議会説明も含めて議会事務局と今後の対応を協議したい」とコメント。菅沢英毅町長は「選挙違反をしてはいけないのは基本的なこと。最近はクリーンな選挙だっただけに不本意」と述べた。

 同町選管によると、選挙日(4月26日)から3カ月以内に辞職などに伴う欠員が出た場合は通常、次点だった候補者が繰り上げ当選になるが、今回の選挙は次点の候補者が法定得票数に達していないため、次回の町長選まで欠員となるという。また、有罪判決が確定すれば失職する。


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