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東京湾に違法排水か 不二サッシ工場を捜索 千葉海保

不二サッシの工場などを家宅捜査する千葉海上保安部の職員=2日午前、市原市(共同)
不二サッシの工場などを家宅捜査する千葉海上保安部の職員=2日午前、市原市(共同)

 千葉海上保安部は2日、水素イオン濃度が法定基準値を上回る汚水を東京湾に排出したとして、水質汚濁防止法違反の疑いで、いずれも市原市八幡海岸通にある「不二サッシ」(本社・川崎市幸区)の千葉工場と、子会社「不二ライトメタル」(同・熊本県長洲町)の東日本事業所を家宅捜索した。

 捜査関係者らによると、両社の施設は同じ敷地内にあり、水素イオン指数(pH)の基準値5~9を大幅に超える強アルカリ性や強酸性を示す汚水を流していた疑いが持たれている。両社は同じ配水管を使っていたらしい。本来、工業廃水は企業側の施設で基準値以下に中和するなどの処理を行う必要がある。

 市原市が7月に行った立ち入り検査では排水から基準を超える値は検出されなかったといい、市環境管理課は「海保と2社から家宅捜索の報告はあったが、詳細を把握していないため事実関係が明らかになった後で市としての対応を決めたい」としている。

 不二サッシ本社広報部によると、これまで行われた市による定期検査のほか、工場内で日常的に行っている検査でも基準値超の数値は確認されていなかったという。広報部は「捜索の根拠など詳細が分かっておらず、コメントできない。捜査に全面的に協力し、内容が判明次第、社として説明したい」と述べた。


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