出荷自粛中のタケノコ販売 流山のスーパー

 千葉県は21日、東京電力福島第1原発事故を受け、出荷自粛中の流山市産のタケノコが同市平和台3のスーパー「ヨークマート平和台店」で販売されていたと発表した。陳列された7本(計約12キロ)が完売し、同日までに6本を自主回収。検査の結果、放射性セシウムは10ベクレルで、基準値(1キログラム当たり100ベクレル)以下だった。

 県森林課などによると、タケノコは同店で19日に販売され、午前11時ごろまでに7人が1本ずつ購入。商品には「流山市産」と記載されており、購入者の1人が出荷自粛の対象と気付いて県に連絡した。

 同市では生産台帳を作成してタケノコの管理を行っているが、今回出荷した同市の会社員男性は普段、自家消費用でタケノコを生産していたため、台帳に記載はなかった。男性は「出荷自粛について理解していなかった」と説明。同店従業員も気付かずに陳列した。

 県は「同様の事態が生じないよう市と連携し、スーパーや直売所への適切な指導を強化する」と説明。ヨークマートも「食の安心・安全に関する社内教育に取り組む」とし、未回収の1本について購入者に申し出るよう呼び掛けている。


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