2024年2月14日 05:00 | 有料記事

千葉県警本部

千葉県内の金属盗の認知件数と摘発件数
金属の取引価格高騰に伴い金属盗の認知件数が急増する中、摘発件数は横ばいであることが千葉県警のまとめで分かった。金属スクラップなどの買い取りは古物営業法に該当せず、規制の対象にならないことが課題で、県警は盗まれた金属が流通しないよう条例の策定を検討している。
県内の金属スクラップヤードの数は全国的にみても多い。交通網が整備され、買い取りや輸入の立地条件がよく、比較的地価が安いことが理由で、県の調査によると、2022年3月末時点で、332カ所の金属スクラップヤードが確認されている。
金属盗の認知件数は金属価格の高騰に伴い増加している。県警によると、20年は487件だったのに対し、23年は3倍以上の1681件。太陽光発電の銅線ケーブルやグレーチングなどが盗まれているという。摘発件数は20年が185件、21年が178件、22年が235件、23年11月末時点が195件と、横ばいが続く。
県警はこれまでの摘発事例から一部のヤードで盗難された金属が買い取られているとみて捜査。広域にわ ・・・
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