「いじめ確認できず」 市教委、父親に報告 館山中2男子自殺

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 2008年9月に館山市で当時中学2年生の男子生徒が自殺した問題で同市教委は26日、当時の同級生らを対象に行ったアンケート調査の結果を男子生徒の父親(57)に報告した。市教委は「自殺に結びつく要因と考えられるいじめの事実は確認できなかった」と従来通りの見解を示した一方で、相談室設置など今後いじめ対策に取り組む考えを明らかにした。

 アンケートは当時の中学全校生徒と小学6年当時の同級生計617人を対象に記名式で実施。306件の回答があった。記名は289件、無記名17件。

 回答には「部内でいじめがあったと聞いた」「いじめで破かれたかばんを見た」「暴力や持ち物をボロボロにされたと聞いた」など、いじめをうかがわせる内容があったが、市教委は、伝聞や具体的内容が不明として、自殺につながるいじめとは認定しなかった。

 父親は、いじめ対策などに一定の評価をしながらも、アンケートの手法や対応に不満を示し、「当時何があったのか、前向きな姿勢で取り組んでくれれば納得するのだが」と語った。