2012年7月30日 11:06 | 無料公開

爆音を上げて燃え上がる高さ14メートルの大やぐら=九十九里町田中荒生
炎で夏の害虫を焼き尽くす農村の伝統行事「虫おくり」が28日夜、九十九里町田中荒生地区で行われ、地域住民約300人が見守る中、高さ14メートルの大やぐらが火柱となり、ごう音を上げながら燃え盛った。
虫おくりは、虫が夜に光に集まる習性を利用して焼き殺す伝統行事。「飛んで火にいる夏の虫」という言葉の由来になっているとされる。農薬がなかった1960年代まで、害虫駆除のために行われていた。
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