老朽化進む千葉市民会館 JR支社跡地に移転決定

千葉市民会館
千葉市民会館

 老朽化が進む千葉市民会館(千葉市中央区)の建て替えで、千葉駅に隣接するJR東日本千葉支社跡地(同)に移転新築されることが正式に決まった。市とJR東日本が、同跡地に同社が計画する再開発施設に市民会館を一体整備するとした協定を締結。本年度は基本設計を行う。開業は、市の当初想定より1年後ろ倒しされ2027年度の予定。

 協定は20日付。市などによると、本年度実施の基本設計はJR側が行い、市は委託関連の費用として1億2700万円を予算化している。来年度に実施設計を行い、24年度に着工予定。施工方法などは今後、両者で協議する。再開発施設には商業施設や宿泊施設なども入る。

 市は既に新市民会館について、1500席程度の大ホールや300席程度の小ホール、リハーサル室などを備えるとする基本計画を策定。建設費は概算で約120億円としている。


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