点滴など実践訓練 救急救命士の処置範囲拡大へ 千葉市消防局

  • LINEで送る

人体模型を使ってブドウ糖溶液の投与を訓練する救急救命士=24日、千葉市緑区の市消防学校
人体模型を使ってブドウ糖溶液の投与を訓練する救急救命士=24日、千葉市緑区の市消防学校

 ブドウ糖溶液の投与など、救急救命士の処置範囲拡大に関する国の実証研究事業を行う千葉市消防局は24日、千葉市緑区の市消防学校で、救急救命士の訓練を開始した。

 実証事業は厚生労働省などが行い、同消防局では薬剤投与認定を受けた救急救命士74人が参加する。指令センターに医師が常駐していることから、同消防局で実証が可能になった。家族の同意が取れた場合、低血糖発作症患者へのブドウ糖溶液の投与、重症ぜんそく患者に対する吸入β(ベータ)刺激薬の使用、ショック患者に対する輸液を実施する。これまで救急救命士による点滴は、心肺停止の患者に限られていた。

 市消防局によると、訓練には千葉大医学部付属病院(千葉市中央区)と県救急医療センター(千葉市美浜区)の医師が立ち会い、既に都内で研修を終えた指導救命士が教える形で実施している。24日には人体模型を使って、救急救命士が患者の家族に説明し、医師の指導を受けながらブドウ糖溶液を投与するという、一連の動きを確認した。