房総通リズム春の観光特集2024

重症化予防へ行動を 今こそ必要な生活習慣の見直し ─高リスクな肥満─ 国際医療福祉大学医学部糖尿病・代謝・内分泌内科学主任教授、同大学成田病院糖尿病・代謝・内分泌内科部長 竹本稔 【医療現場から コロナ禍の羅針盤 情報提供とアドバイス】(13)

 2019年末、中国武漢市からはじまったとされる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、またたく間に世界中に蔓(まん)延し、多くの人々の健康や生活に大きな影響を及ぼしています。重症化予防のため、糖尿病など基礎疾患がない方でも特に気を付けたいのが「肥満」です。

 コロナ禍で外出制限が余儀なくされ、子供から大人まで自宅で過ごす時間が増え、体重が増えがちですが、肥満はコロナ感染の重症化要因になります。コロナウイルスはわれわれの体内に侵入し、増殖し、細胞が破壊されるとともに、体中に炎症反応を引き起こします。

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