2012年6月3日 10:24 | 無料公開

作品を提案する947チーム=美浜区の神田外語大学
高速バスのラッピングデザインに関する学生によるプレゼンテーションが、美浜区の神田外語大学で開かれた。「拡張現実を利用したデザイン」など、4チームが次々と斬新なアイデアを披露。遠くから眺めた場合と近くから見た場合で印象が違うデザインを考案した「947チーム」の作品が採用された。ラッピングバスはあす4日から、ベイタウン地域-東京・銀座間で運行される。
学生たちに大掛かりなプロジェクトに参加して成長してもらおうと、バス、タクシー会社を運営するビィー・トランセグループ(美浜区)が企画した。
プレゼンテーションで学生たちは「幕張の象徴である『サツマイモ』の色彩を」「虹のように、特別な時にしか見ることができないワクワク、ドキドキするデザインにしたい」などと提案した。採用された947チームの作品は、バス横側にドット絵で大きな横顔を配置。近くから見ると、幕張メッセや時計塔など、幕張や銀座を象徴するイラストが描かれていることが分かる。同チームの千葉工業大学デザイン科学科4年、山下浩治さん(21)は「プロジェクトを通じて、みんなで頑張れば良いものができると実感した」と話した。
千葉日報だけの「地域」記事を見たい方