50からでも輝ける 新人アイドル「saso・リーザ」(市川市) 【ちばドル図鑑】(16)

saso・リーザのsaso(左)とリーザ=市川市
saso・リーザのsaso(左)とリーザ=市川市

 カメラを向けると、そろってピースサイン。よくあるポーズだが、一風変わった構え方に首をひねると「これ“サソリ”なんです」と笑顔を見せた。

 「saso・リーザ」は、NPO法人いちかわ市民文化ネットワーク(市川市)で働く、saso(53)とリーザ(50)が今年2月に結成した2人組アイドルユニット。いずれも11月生まれのさそり座であることがユニット名の由来となっている。始動から1年足らずだが、10月には「アラフォーアイドル輝けプロジェクト!」の一員としてメジャーデビューが決定。50代にして新人アイドルとなった2人は「これが最後のチャンス」と気合十分だ。

 「見た瞬間、心の中のマグマが爆発した」。始まりはsasoがネットで目にした“アラフォーアイドル”という単語だった。調べていくなかで同プロジェクトを見つけ、その日のうちにリーザに話を持ちかけた。「何それ? いいね」と、トントン拍子に事が運び、締め切り間近に滑り込んだ。

 全国のアラフォー、アラフィフアイドルが、日本を活気づけるために集結した同プロジェクト。音楽プロデューサーのつんく♂により「フォティプロ」と命名され、20組48人が活動している。当初、メジャーデビューの予定はなかったといい、決定後も「ピンとこなかった」とsaso。北は福島県から南は熊本県まで、各地に点在する20組。コロナ禍で集合することができず、いまだリモートでしか全員そろったことがないことも実感がわかない要因の一つという。「saso・リーザ」として活動も始まったばかりのため、「これがスタート地点」と気を引き締める。

 互いに人気アイドル「ピンク・レディー」が好きで、イベントで楽曲をカバーすることも。所属するNPO法人が市民ミュージカルを開催している影響もあり、「年の割にはダンスができる」と自虐気味に笑う。フォティプロでは“パンチ力ナンバー1”と称されており、元気印はお墨付きだ。

 知り合って約10年、明るく息ピッタリの2人の掛け合いは時にコントのよう。20組の中でもお笑いポジションになりつつあるといい、ボケ(saso)とツッコミ(リーザ)のような関係だという。

 「100歳まで生きるとしたら、まだ半分」とリーザ。「50から輝いてもいい」と力を込める。第一の目標は、グループを含めて地域が盛り上がり、ご当地アイドルとして愛されるようになること。人生経験は豊富だが、アイドル界では駆け出し。「生まれたての子鹿なので、アイドルとは何かを勉強することも課題」と謙虚な姿勢を見せつつ、「年齢はいっているんですけどね」と笑いを誘った。

(溝口文)

◇saso・リーザ(さそ・りーざ) 2021年2月結成。ユニットカラーは青。キャッチフレーズは「あなたのハートにチクッとラララ 夜空に輝くsaso・リーザ」。

 saso 1967年11月21日生まれ。市川市在住。(1)一人旅、一人飲み (2)人とすぐに仲良くなれる (3)絵を見ること (4)楽天的、過去のことはすぐ忘れるタイプ (5)色んな人の人生に共感できるようになった

 リーザ 1970年11月2日生まれ。市川市在住。 (1)ダンス、カラオケ (2)球技、体力に自信あり (3)コンビニの新作スイーツを食べること (4)冷静(5)20、30代なら怒っていたことも怒らなくなり、大人になったと実感するようになった

(1)好きなこと (2)特技 (3)マイブーム(4)自分の性格をひと言で (5)40歳を過ぎてよかったと思うこと


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