抜群の描写力にただ感激 鹿子木孟郎(上) 大久保守 【海を見つめる画家たち】 (132)

 それは確か県立美術館で開催された浅井忠関連の企画展会場でのことだ。《新夫人》と題された1枚の肖像画。うす暗い室内に浮き上がる束(そく)髪(はつ)の女性。初々しい新妻のモデルを抜群の描写力で品良く仕上げている。「作者の名前は?」と、そばの名札を見る ・・・

【残り 1104文字、写真 1 枚】



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