2021年7月19日 05:00 | 有料記事
江戸後期、木更津の富裕な商家に生まれ、飯野藩ゆかりの医師に嫁いだ稲村喜勢子という女流歌人が西上総地方の和歌交流圏のキーパーソンであったことを、喜勢子の残した旅行記や書信、歌稿などを翻刻して読み解き、明らかにした新刊、稲村喜勢子日記刊行委員会編『道の行きかひ-稲村喜勢子の旅日記』(藤平俊雄、2021年)で知った。
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江戸後期、木更津の富裕な商家に生まれ、飯野藩ゆかりの医師に嫁いだ稲村喜勢子という女流歌人が西上総地方の和歌交流圏のキーパーソンであったことを、喜勢子の残した旅行記や書信、歌稿などを翻刻して読み解き、明らかにした新刊、稲村喜勢子日記刊行委員会編『道の行きかひ-稲村喜勢子の旅日記』(藤平俊雄、2021年)で知った。