2021年6月21日 05:00 | 有料記事
古泉千樫は伊藤左千夫とともに千葉県を代表する歌人であり、穏健で平明、明るく開放的な房総の風土性をひときわ強く感じさせる。42歳の生涯で千樫が詠んだ短歌は2155首だが、土屋文明と橋本徳寿編による『古泉千樫歌集』(岩波文庫、1958年)はこのうち980首を収録する。
明治19(1886)年、千樫は安房郡吉尾 ・・・
【残り 1379文字、写真 1 枚】
古泉千樫は伊藤左千夫とともに千葉県を代表する歌人であり、穏健で平明、明るく開放的な房総の風土性をひときわ強く感じさせる。42歳の生涯で千樫が詠んだ短歌は2155首だが、土屋文明と橋本徳寿編による『古泉千樫歌集』(岩波文庫、1958年)はこのうち980首を収録する。
明治19(1886)年、千樫は安房郡吉尾 ・・・
【残り 1379文字、写真 1 枚】