市川の高校で米やラーメン配布 若者の貧困問題対応 船橋のNPO

食材を生徒に配布する吉永理事長=13日、市川市
食材を生徒に配布する吉永理事長=13日、市川市

 貧困に悩む若者を支援するNPO法人「ハイティーンズサポートちば」(船橋市・吉永馨理事長)が13日、市川工業高校(市川市)で寄付された米などの無料配布を行った。担当者は「寄付を通して食で困る生徒が支援機関につながる体制を築いていく」と話している。

 同法人は元高校教諭らがメンバーになって、表に現れにくいとされる高校生世代の貧困問題に対応しようと昨春に設立。「フードバンクちば」などの協力を得て高校での食料の無料配布を行うほか、若者の修学や就労の支援を行っている。

 この日は食支援(千葉日報子どもの育ち応援基金助成事業)として、市川工業高校で、事前に希望した生徒約350人に1人当たり米2キロとインスタントラーメンを渡した。生徒らは「食費が浮いて助かる」「家族と食べたい」と喜んだ。

 食材提供の際、同法人はアンケートも実施。新型コロナウイルス感染拡大の影響で経済的な悩みを訴える生徒が出始めており、吉永理事長は「若者は遠慮して声が上げづらい傾向もある。県内で支援を広げていきたい」と話している。

 同法人は今後も高校での食材配布会を実施。地域と交流できる「校内居場所カフェ」の設立も検討している。16日には、千葉市文化センターで設立1周年記念講演会を予定している。


  • LINEで送る