包容力を秘めた茅葺屋根 八十八夜 絵・文道塚元嘉 【民家の四季】

 小学唱歌でうたわれた「なつもちかづく八十八夜」。これほど、日本の晩春の美しい原風景が、鮮やかに脳裏によみがえる歌は少ない。こうした少年時代は、わたしにとって、随分遠くなったような気もする。それでも清らかな風が心をふき通るように、おりおりに口ずさんできたのは、わたしなりに訳がある。

 それは幼かった日のこと。雑 ・・・

【残り 1389文字、写真 1 枚】



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