旭市新庁舎、26日に業務開始 熊谷知事迎え竣工式 耐震構造に機能集約 展望室や市民ホールも

26日から業務開始する新庁舎。空に浮かぶ雲と九十九里の曲線をイメージしたというデザインの外観
26日から業務開始する新庁舎。空に浮かぶ雲と九十九里の曲線をイメージしたというデザインの外観
新庁舎前で記念のテープカットを行う明智忠直市長(左から2人目)、来賓の熊谷俊人知事(同3人目)ら=17日、旭市
新庁舎前で記念のテープカットを行う明智忠直市長(左から2人目)、来賓の熊谷俊人知事(同3人目)ら=17日、旭市
来庁者を迎える新庁舎1階の玄関付近。総合窓口や案内表示などを設けている=旭市
来庁者を迎える新庁舎1階の玄関付近。総合窓口や案内表示などを設けている=旭市

 旭市役所の新庁舎竣工(しゅんこう)式が17日開かれた。熊谷俊人知事や市関係者ら約270人が出席し、市町合併15年以上を経ての節目を祝うとともに市の発展に期待した。現在の本庁舎は23日に閉庁し、26日から新庁舎での業務が始まる。

 現庁舎から約400メートル離れた新庁舎は耐震構造で、地上6階地下1階の延べ床面積約1万2821平方メートル。「市民に開かれた庁舎」を念頭に、市民発表などに利用できる市民ホールや市内を見渡せる展望室を設けた。支所などに分散する庁舎機能の集約を図り、1階には市民生活課や税務課など市民利用の多い部署を配置。市議会議場には、子ども連れにも気兼ねなく傍聴してもらおうと「親子傍聴席」と名付けた部屋が造られた。

 市によると、総工事費は約50億円。合併特例債や庁舎整備の基金を活用し、今年3月中旬まで約2年の工期で完成した。1964年竣工の現庁舎は老朽化や耐震性の低さ、狭さが課題だった。

 式で明智忠直市長は「新庁舎建設は旭市民の融和に向けた集大成として取り組んできた。いっそう質の高い市民サービス実現を目指し、職員一丸となって市民の期待に添い、市の発展につながるように努める」とした。来賓として4月に就任した熊谷知事はじめ、地元選出の国会議員、県議らも出席。熊谷知事は「新庁舎は市民を守る防災拠点としての機能を備えるとともに、利便性や環境への負荷軽減にも配慮されている。市民に親しまれる旭市のシンボルになってほしい」と述べた。

 終了後に見学会も行われた。一般見学会は18日にも開かれる。

 同市は2005年7月に旧旭市と海上、飯岡、干潟の3町が合併して誕生。新市で基金を積み立て早期建設を目指したものの、学校耐震化を優先し、その後の東日本大震災での復旧・復興を最優先するため庁舎建設を一時凍結した経緯がある。震災時は組織の分散により情報共有などに苦慮したという。


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