「菜の花」点火棒披露 パラ県聖火フェスで使用 市川工高生デザイン

自身のデザインが採用された点火棒を持つ石川さん(中央)=千葉県庁
自身のデザインが採用された点火棒を持つ石川さん(中央)=千葉県庁

 東京パラリンピックの関連イベント「千葉県聖火フェスティバル」で使われる点火棒で、市川工業高校インテリア科2年、石川楠桜(なお)さん(17)のデザインが選ばれ、県庁で実物のお披露目会があった。モチーフに選んだのが県の花「菜の花」。石川さんは「花言葉は活発で、アスリートにぴったりだと思った。東京五輪・パラリンピックに関わることができてうれしい」と喜んだ。

 県は、2010年の千葉国体で炬火(きょか)トーチをデザインした実績がある同校に点火棒のデザイン作成を19年11月に依頼。石川さんらインテリアデザイン部の部員6人がデザイン案を仕上げ、昨年3月、パラリンピックの聖火ランナー候補者や千葉リハビリテーションセンターの利用者ら約170人の投票で選んだ。

 採用されたデザインは、パラリンピックのシンボルマークの色の赤、青、緑で彩られ、県の花「菜の花」をモチーフにした風車が飾り付けられている。点火棒の上部には鈴が付いており、目に障害がある人でも音で点火棒を感じられるよう工夫されている。石川さんはデザイン後も制作担当者と何回かやり取りをして、イメージに近づけた。

 お披露目会で石川さんは点火棒を手に「自分のデザインが形になったことが実感できて光栄。イベントに参加した人が笑顔で楽しんでいる姿を見たい」と願った。

 県聖火フェスティバルは8月18日に開催。県内54市町村で起こした火を市原スポレクパークに集め“千葉県の聖火”として東京に送り出す。点火棒は各市町村の火を持ち運ぶためのランタンに移したり、ランタンから同パークの集火台に移したりする際に利用する。


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