土気トンネルを訪れる 芥川龍之介(19) 中谷順子【房総の作家】

 大正13年4月に龍之介は千葉県八街(現・八街市)に実地調査に出かけ、八街粉擾(ふんじょう)を扱った「美しき村」の執筆に着手し、作風の転換を図ったものの、未定稿の断片を書くのみに終わっている。

 大正14年、自分の精神生活を自 ・・・

【残り 1004文字、写真 1 枚】



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