「摘む」「食べる」場所分離を イチゴ狩り本番前に研修会 生産者コロナ対策徹底へ 芝山で千葉県園芸協

イチゴ生産者向けの研修会で講演する千葉感染制御研究所の柴田代表=芝山町
イチゴ生産者向けの研修会で講演する千葉感染制御研究所の柴田代表=芝山町
例年は大勢の客でにぎわうイチゴ狩りのハウス=4月9日、山武市
例年は大勢の客でにぎわうイチゴ狩りのハウス=4月9日、山武市

 イチゴ狩りシーズン本番を前に観光イチゴ園での新型コロナウイルス感染防止対策を徹底してもらおうと、県園芸協会が生産者向けの研修会を芝山文化センター(芝山町小池)で開催した。専門家の講演や実際の取り組み事例発表などを通じ、県内各地から参加した生産者ら約200人が観光客に安心して来園してもらえる対策を学んだ。

 県内のイチゴ生産は2018年時点で作付面積222ヘクタール、出荷量6360トン、産出額70億円(全国9位)に上っている。例年冬期から大型連休が観光イチゴ狩りシーズンだが、今年は新型コロナの影響で4月16日に県内観光イチゴ狩りの営業自粛が呼び掛けられ、大きな打撃を受けた。

 こうした状況を踏まえ、来シーズンの感染予防対策を徹底するため、同協会と県、県いちご組合連合会が連携し、生産者向け研修会を企画した。

 研修会では、千葉感染制御研究所の柴田幸治代表が専門的見地から感染予防対策を説明。柴田代表は、イチゴハウスの入場人数をある程度制限し、食べる場所を別に設定してテーブルの距離を取るなどの対策が必要と指摘し「組合や地域で実現可能な範囲内で枠組みを決め、順守率を高めていくことが大切」として、正しい知識に基づき確実に対策を実施するよう呼び掛けた。

 県いちご組合連合会の担当者は、ハウス内でマスクを外して食べて話す行為が感染リスクを上げるとして、「摘む場所と食べる場所の分離」を実施するよう促し、来園者向けにポスターを掲示するなどして感染対策を周知するよう求めた。


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