一宮から漱石への手紙 芥川龍之介(11) 中谷順子 【房総の作家】

 大正5年の夏、上総の「一宮館」に逗留していた龍之介と久米正雄は連名で、文学の師・夏目漱石に、8月28日付で手紙を送っている。

 書き出しに「この頃の暑さに、我々の長い手紙をお読になるのは、ご迷惑だろうと思ひますが、 ・・・

【残り 954文字、写真 1 枚】



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