2020年10月13日 18:39 | 無料公開

疑似餌を追い掛けるチーター=13日、千葉市動物公園
千葉市動物公園(同市若葉区)は13日、チーターが疑似餌を追い掛けて全力疾走する「チーターラン」の練習風景を一般公開した。“地上最速の猛獣”の野生味あふれる姿に、来園者から「かっこいい」「速い」と歓声が上がった。次回公開は19日の予定。
公開されたのは、周回コース140メートルのうち直線部分60メートルの練習。家族連れらが見守る中、雌2頭が展示場に登場し“コース”へ。来園者らがカウントダウンする中でスタート。さっそうとした走りを披露し、あっという間にで疑似餌に追い付いた。
家族3人で訪れた同市中央区の小学1年生、椎屋景太君(6)は「初めて走っている姿が見られてうれしい」と笑顔。妹の玲香ちゃん(3)は「すごく格好良かった」と喜んでいた。
飼育員の中村彰宏さん(52)によると、この日のチーターの速度は距離が短かったため時速45キロ程度。最高速度100キロ超のチーターからすれば足慣らし程度だったが、中村さんは「初めて大勢の前で披露したが無事に終わって良かった。チーターによって走り方が違うので今後も楽しんでほしい」と話した。
公開は週1~2回程度を予定しており、詳細は同公園のホームページやツイッターで公表する。