2020夏季千葉県高等学校野球大会 あの瞬間を捉えた写真も多数

さざんかさっちゃん像40年 募金提唱者、協力5団体に“感謝の恩返し” 船橋

建立から40年経った東武野田線船橋駅にある「さざんかさっちゃん」像
建立から40年経った東武野田線船橋駅にある「さざんかさっちゃん」像
額装した記念手ぬぐいを贈った石神さん(右)、伊藤さん(右から3人目)。受け取った松戸市長(左から3人目)や市教委、東武鉄道、東武百貨店、船橋商工会議所の各代表者=船橋市役所
額装した記念手ぬぐいを贈った石神さん(右)、伊藤さん(右から3人目)。受け取った松戸市長(左から3人目)や市教委、東武鉄道、東武百貨店、船橋商工会議所の各代表者=船橋市役所

 船橋駅の待ち合わせ場所として定着しているブロンズ像「さざんかさっちゃん」の建立から40年を記念し、さっちゃん像に関連した「さざんかさっちゃん教育基金」の元となる「さざんか募金運動」を提唱した2人が15日、像建立に協力した5団体に“感謝の恩返し”として額装した記念手ぬぐいを寄贈した。同基金は、ひとり親家庭の高校生への奨学金などに活用されており、これまでの助成額は約6205万円に上る。

 さざんかさっちゃんをデザインした記念手ぬぐいは、1979年にさざんか募金運動を提唱した船橋青年会議所元理事長の石神昭平さん(80)、同会議所10周年実行委員長だった伊藤吉之助さん(76)が自費で千本作成。像建立や基金の運用などに協力した船橋市や東武鉄道、船橋商工会議所など5団体に、それぞれ額装して贈った。

 寄贈式で、伊藤さんはさざんか募金運動を提唱した当時を振り返り「日本で初めての地域募金による公益信託基金(コミュニティ・ファンド=地域基金)の創設につながった」とさっちゃん像などが果たした役割を説明。松戸徹市長は「さっちゃん像は待ち合わせ場所として市民に身近な存在で、募金箱としても活用されている。基金による奨学金で600人近くの高校生が支援を受け、次の社会へつながる取り組みにもなっている」と評価した。

 石神さんと伊藤さんは取材に「さざんか募金運動が発展し、多くの人に喜ばれているのはうれしい」と話した。

 さざんか募金運動推進協議会によると、さっちゃん像は80年に建立・除幕され、公益信託基金が設定されたのは83年。昨年3月時点で、586人に奨学金計5660万円を給付したほか、助成事業37件400万円、顕彰事業26件145万円で、助成額は累計6205万円となっている。


  • LINEで送る